聴覚障害者は大きく2つのグループに分かれます。1つはろう者でもう1つは難聴者です。聴覚障害は医学的に定義されるものですが、ろう者か難聴者かは、文化や個人的背景によって定義されます。もし、ある聴覚障害者が手話やろう文化に誇りを持っているのなら、その人はろう者です。手話よりも音声言語を望むのであれば難聴者と言えます。ろう者なのか難聴者なのかは本人の意思によります。具体的な両グループの人口は明らかになっていませんが、大きいコミュニティであることは事実です。
育った環境にもよるので、手話があまり上手くないろう者と会うかもしれません。しかし、本人がろう者だと思っているのであれは、その人はろう者です。ろう者かどうかは文化的、社会的に定義されるものだからです。
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